「キャニモモ」
(ガルキニア・クサントキムス)
-Garcinia xanthochymus-

オトギリソウ科・フクギ(ガルキニア)属

インド原産。
    花の時期は極めて短く、花に気づく人は少ないのですが、果実は成長まで長ーく楽しめます。
別名タマゴノキとも言われ、丸い可愛い果実ですが、なぜか、必ずどちらかに変形しているへそ曲がりです。 果実の中で、成熟した部分と未成熟な部分が出来てしまうらしいのです。
4月、新しい葉が出てきました。
「マンゴー」「セイロンニッケイ」「カカオ」 「ムユウジュ」などと同様、赤い葉です。

強健な材なので、近縁のマンゴスチンの接木の台木に使われます。
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  夏、完熟の果実はぽとぽと落ち始めました。偏ったおへそ、確認できるでしょうか。
上記の未成熟な部分とはどういうことなのか、一個、半分に切ってみました。果肉の色とは違うものに包まれていました。
自生地では実際いくつぐらいの種子が入っているのかは分かりませんが、この果実には二個でした。そしてそれはやはり果実の 膨らんだ側に存在しているのでした。
ちなみにお味の方は・・・すっぱーい!(>_<)

(名古屋市立東山植物園・中央ヤシ室 鉢植え)

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