サラセニア(瓶子草)は、「落とし穴式」といって、筒状で細長く伸びている葉で虫を得る植物で、筒の中には、消化液があります。 花は、面白い形で、細い茎の先にうつむき加減に咲いています。この花は、もう受粉が済んで子房が膨らんでおり、オシベも花弁も落ちてしまった後の状態です。 花弁が付いている状態、オシベのありかは「サラセニア・アラタ」が参考になります。 食虫植物とは、家の光協会発行の園芸・植物用語辞典によれば、「一般の植物と同様に、土壌や水中から栄養分を摂取し、光合成をしていますが、葉が変形し、 発達した捕虫器官によって昆虫などの小動物を捕らえ、自らが分泌する消化酵素や共生する微生物などの助けを借りて、 捕らえた小動物を消化吸収し、養分の一部とする被子植物(ひししょくぶつ)の特殊なグループ」とあります。 その中でも、葉が、つぼ型や筒型に変形して虫をとらえる「落とし穴式」の方法をとるのは、このサラセニアの他、 「ウツボカズラ」、ダーリングトニア、フクロユキノシタなどがあります。 アラバマ州東部の高知の小川沿いに点在、ということで、高温多湿の日本の気候は苦手のようです。 |