赤いオシベの目立つ花が幹から直接咲いています。こういうのを幹生花(かんせいか)といいます。 二枚目の写真は、オシベが落ちて、メシベの柱頭(ちゅうとう)だけが残っています。 やがて、柱頭の下の子房(しぼう)が膨らんできて萼は赤らみ、果実になります。温室内での送粉者は誰だったのかやがて白い実がつきました。 白い果実の写真を撮ってから二週間後、真っ赤に染まりサイズも5センチぐらいになっていました。 赤くなった果実は、収穫すると保存が利かないため、なかなか市場には流通しませんが、もぎたては、薄甘いりんご味、サラダに重宝しそうです。 ジャムなどの保存食としても使われます。 「マウンテンアップル」とも呼ばれていますが、こういう感じの果実は、西花卉室に展示された、同じフトモモ科の「ミズレンブ」に似ていますね。 温室内には、他にもフトモモ科の植物がありますが、どれもブラシ状のオシベがきれいです。 温室内で見られるフトモモ科「キンポウジュ(ブラシノキ)」、「フェイジョア」、 「ムラサキバンジロウ」、「ジャボチカバ」 |