明治の末期に日本に導入されたもので、その形(円柱型の穂状花)が、瓶を洗うブラシのようで、「ブラシノキ」とも呼ばれます。また、葉がマキに似ているからと「ハナマキ」とも言います。 手前にツボミが一杯見えますね。これらが開花すると、それぞれの花から、派手な赤い色のオシベが伸びてきます。つまり、ブラシのように見えるのは、突き出したオシベの花糸です(花糸とは、 オシベの細く糸状に伸びている部分で、その先端に花粉を収納した葯〔やく〕というものがついています)。 黄色の葯が、見ようによっては金色に輝くことから「金宝樹」という文字があてられています。 ブラシの先端に葉っぱがついています。花が終わったあと、この枝は更に大きく伸びていくのです。 このカリステモン、園芸品種がいろいろありますが、国内戸外で栽培されているのは、カリステモンCallistemon rigidusのみとか。 果実は、2−3年くっついていることもあるそうです。 |