4-5メートルぐらい伸びる、つる性の低木です。 横から見ると、パイプの形をしているので、パイプ蔓(かずら)の名前もあります。 花弁はなく、ガクが、こんな面白い形に変化して、一見、花に見せています。 虫は、この中心の、一段と明るい色の所に興味を持ち、臭いに誘われて、奥に入り込みます。ニオイには、匂いと臭いという文字がありますが、この植物に関しては、臭いが、合ってます。人にとっては、不快な臭いを好む、ハエの様な虫が寄ってきます。 一見、食虫植物のように見えますが、付け根のところに付いた、ふくらみの中で、出口を探して飛び回り、花粉を媒介し、受粉が終わると、このガクは落ちてしまい、虫は、飛び出すことが出来るので、食虫ではなく、したたかに、虫を利用しているだけなのです。 東山には、他にも、「アリストロキア・ギガンテア」 、や「アリストロキア・ウェストランディー」 、「アリストロキア・リンゲンス」 などガクの大きなものが、あります。 |