「タチボウキ」(アスパラガス・マコワニイ)
-Asparagus macowanii(= A. myriocladus)-


ユリ(=キジカクシ)科・キジカクシ属

南アフリカ原産
  観葉植物として一般的に出回っているアスパラガスの仲間は、柔らかい緑のふわふわした感じのものが多いですが、 これは、茎が木化、低木状になります。
どう見ても「細い葉」という感じですが、実は、アスパラガスの仲間は、葉が退化してしまって鱗片状になって茎にくっついているのです。
つまり、葉に見えるところは、「茎」が細かく枝分かれしているもので、この部分で光合成をしていることから、偽葉・仮葉・葉状茎・葉状枝などと呼ばれます。 (朝日百科・植物の世界より)
ということで、これは、葉の先端に花?ではなく、ちゃんと茎の先に花が咲いていることになります。

因みに、私たちが野菜として食べているアスパラガスは、「アスパラガス・オフィキナリス・アルティリス」というものの、若い茎の部分です。

温室内で見られる葉状茎に、同じく中央ヤシ室の 「ルスクス・ヒポグロッスム」と 多肉植物室の「ボーウィエア・ウォルビリス 」があります。
それぞれがユニークな植物です。    

(名古屋市立東山植物園・中央ヤシ室入口左)

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