タマツルクサという和名の他に、ソウカクデン、という和名もあります。
英名は、クライミング オニオン(climbing onion)です。 玉葱の親分のような大きな球根(鱗茎)から長いつるが伸びている、奇妙な多肉植物です。 自生地での鱗茎の大きさは径10センチから大きなものでは30センチ近くのもあるとか。 鱗片状の葉を出すのですが、すぐに脱落してしまい、その後、つる性の花茎が、 細かく枝分かれしながら伸びていきます。、 このミニジャングルの中、ジッと見ていると、1センチに満たない小さな花が隠れているのが分かります。 茎と同じような色の花なので、ほとんどの人が、見過ごしてしまいます。 普通、花は、ポリネーター(送粉者)を誘うため、あの手この手で目立たせようとするのに、 背景に埋もれてしまうような花を咲かせるのは、珍しいと思います。 上部が枯れると、このような塊茎が残り、また時期が来ると、茎を伸ばしてきます。 |