英名、クライミング スカーレット。
本当にきれいな朱赤の花が、天井の一角を覆っています。 先日、お客様から、あのピンク色のものは何か?と聞かれました。鮮やかな筒状の花の塊に交じって、たまにピンク色の塊が顔を出しています。 それは、ラッパ型の赤い花が落ちた後のガクがピンク色になってしばらく残るのです。 里山で見かける同じクレロデンドルムの仲間の「クサギ」のように、 自生地であれば対応する虫が居て結実するのでしょうが、 温室内では、虫が居ません。果実をつけられないガクは、やがてばらばらとおちてしまいます。 5枚目の果実の写真は、豊橋の植物園で見つけたものです。つややかな実は、クサギと同じです。 温室内には、クレロデンドルムの仲間が他にも、 「スカンデンス」や 「クァドリロクラレ」、 「スペキオシッシムム」、 「ウォリキー」、 「バーケリ」、 「ウガンデンセ」などが違う季節に見られます。 |