学名はGomphocarpus physocarpus(フィソカルプス)が使われることもあります。別名は、フウセンダマノキ。 柳のような細長い葉をつけ、草丈は1m以上になります。 我が家の周りでは、夏ごろ野生化して咲いていて、うちの庭にも、いつの間にか風に乗って飛んできた種で一人ばえしているときがあり、 さほど珍しい植物とは思っていなかったのですが、冬、温室内に展示されちょっとびっくり。 つまり、外では一年草扱いで、加温すれば、周年咲きということが言えるのでしょう。 先端付近の葉の付け根から花茎を伸ばし、白い花が下向きに咲きます。 花の形もちょっと変わっていて、白い花弁の中央に、蕊柱(ずいちゅう)というオシベとメシベがくっついたものがあり、その周りに副花冠と言う別の形の花もついています。 花後にできる袋状の果実の形が面白いです。 この風船のような実だけ、ドライフラワーにも出来ます。果実の表面には毛が目立ちます。 うちの近所では、秋頃、葉の落ちて黄色くなった風船状のこの果実が、ふわふわ風に揺れているのを見ることもあります。 果実の中からは、綿毛の付いたタネが出てくるのは、「トウワタ」に似ています。 このフウセントウワタを、もっと詳しく解説した、福岡教育大学の福原先生のページがあります。「こちら」をご覧ください。 |