pumilaは、低い、小さい、矮小のと言う意味です。
そこから「ヒメザミア」という和名がついたと思われますが、現在は、和名よりザミア・プミラの名前の方が通りがいいようです。
ザミアの中には、逆に、学名Zamia furfuraceaより、和名「ヒロハザミア」のほうが知られているのもあります。 塊茎状の幹は殆ど地中に埋まっており、地上に出るのは15センチほど。羽状葉が放射状に広がります。 ザミア・プミラの幹からは澱粉が採れ、1800年代後半には、アメリカ・フロリダ州で、沢山の製粉所が作られたようです。 雌雄異株で、株の先端に出来る球花の形状で見分けます。 珠花全体が円筒形で、盾状の鱗片葉、正確にいうと、大胞子葉が重なり合っているのが雌。 形が円錐形で、亀甲状の鱗片葉、正確にいうと小胞子葉からなるのが雄の株ということになります。 大胞子葉、小胞子葉、まるでシダの仲間のように思えますが、裸子植物の基本から派生した言葉ということで、これをここで短く説明するのは困難です。 ぽろぽろと崩れ落ちた種子は、近くで発芽、子株が時々見られます。 |