「タッカ・シャントリエリ」-Tacca chantrieri-

  タシロイモ科・タシロイモ属

マレー・ビルマ原産。
一口で表現するなら「変わった花」です。
流通名として「ブラック キャット」が使われていますが、英名では、Bat flower。batとは、コウモリです。
咲き始めの、ヒゲがぴんと横に張っているときは、なるほど、黒猫の顔に見えます。
いくつかの花をまとめている、ひだの入った苞を見ると、コウモリにも見えてきます。
高温多湿の大好きな花で、花が終わっても、ハランに似た葉っぱがきれいなので、 観葉植物としても愛されている花です。
下は、咲きはじめの頃です。苞はまだ緑のままです。
花が終わり、黒くなって干からびて転がっていたものを、一つ開いてみました。種子らしきものが入ってはいましたが、 媒介する虫の存在がないのでは・・・ということで、シイナかもしれません。

タッカには、もう一種 「T・プランタギネア」という種類もあります。

ところで、この科「タシロイモ」とはどんな植物なのでしょうか。
東インドからアフリカ南部・オーストラリア・台湾などに分布していて、羽状に切れ込みの入った葉を持って、60センチほどになる植物で、 その塊茎に含まれるデンプンを食用にするようです。
花は同じように放射状に奇妙な花をつけますが、葉の雰囲気が、温室植栽のタッカとは、まったく違います。
タシロイモの画像が入手できましたので、ご紹介しましょう。
提供者は、武田和男氏、現在、ハワイ・マウイ島で「エンチャンティング・フローラルガーデン」オーナーとしてご活躍です。 ハワイ魅惑の花図鑑など植物に関する著書多数。また、日本在住中に品種を確立させた、ペチュニアのレッドピコティシリーズは、もしかしたら、 皆様のガーデニングのお仲間になっているかもしれません。
「タシロイモ」 (タッカ・レオントペタロイデス)Tacca leontopetaloides は、こんな花です。


(名古屋市立東山植物園・水生植物植物室・西南角の手すりの横)

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