参考までに、「ミゾカクシ」のページと、キキョウの雄花雌花を添付します。左雄花から右雌花へ変化します。 |
高さは50cmから100cmぐらい、細い茎で、風にも柔軟に対応しています。 よく見ると、花は、ちょっと変わった形をしてるんですよね。 花弁は、5枚ですが、一般的な花のように、円くはならず、掌を広げたような形をしています。 しかも、両側の二枚は、鳥の羽のように、上に向かって広げています。植物用語では、これを上唇(じょうしん)と言い、真ん中の三枚は、下唇(かしん)と呼んでいます。 真ん中に、ステッキのように立ち上がっているのが、五本の雄しべが合着して筒状になったものです。 こういう仕組みは、「ハイビスカス」 もそうです。筒形に固まった雄しべの中を雌しべが伸びてきます。 茎は中空で、鋸歯のある葉は、茎の周りに、螺旋状につきます。 花期は初夏から夏の終わりごろまでで、キキョウと同じく雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)で、雄しべから花粉を出している雄花期が先で、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期があります。 また、野原で見かけるミゾカクシ Lobelia chinensis も、花の仕組みや形が、サワギキョウとよく似ています。 サワギキョウは毒草でもあるんですね。でも、毒は、使い方によっては、薬にもなるのです。麻酔などに使われる、とする資料もあるようです。 |