「マストツリー」 
(ポリアルティア・ロンギフォリア・ペンデュラ)
-Polyalthia longifolia’pendula’-


    バンレイシ科・ポリアルティア属

 インド・スリランカ原産
  熱帯では街路樹や緑陰樹として植栽され、高さ15−20メートルにもなる常緑高木です。
珍しく、黄緑色の星型の小さな花が咲きました。果実は、コウモリが好んで食べるそうです。

右の写真では、よく分からないかもしれませんが、幹はまっすぐに伸びています。帆船のマストに利用されたところから、 マストツリーの名前があります。
3枚目の写真をクリックしてみてください。さらに右下の拡大マークをクリックすると、花が隠れている部分が分かります。

インドでは、「デーオダール」(神の木)と呼んで、ヒンズー教では、尊い植物とされています。
この木は’pendula’のついた変種var.ですが、シンガポールには、アショカ(アソカ)ツリーとも呼ばれるペンデュラのつかないポリアルティアがあります。 アショカ(アソカ)は憂いが無いという意味で、マメ科の 「ムユウジュ」を指すこともあり、紛らわしいです。

花が咲いてから半年、4枚目の写真のような果実が出来ていました。

(名古屋市立東山植物園・中央ヤシ室)

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