黄色の花は、随分つつましく、周りの白い葉が目立ちます。花を取り巻く5枚の萼片の一つが、大きくしかも白くなって、
花を引き立てています。 この花の名前は、中国・パキスタン国境線の近くにある、崑崙山(こんろんざん)からきています。 雪を頂いた山の白さを、たとえたもののようです。 最近、園芸店で、「ハンカチの花」とか「ハンカチの木」として売られている事がありますが、 「ハンカチノキ」は、別の樹木「Davidia involucrata」の事で、東山植物園では、中国園に植えられており、春に、 白いハンカチを2枚ぶら下げたような(この部分は、苞といいますが)花を咲かせます。 また、花の形が少し違う、「ウスギコンロンカ」も、鉢植えで展示されるときがあります。 |