長―い肉穂花序にお印程度の仏炎苞、とても地味な花です。
でもよく見ると、ちゃんと花粉を出しています。
これと同じものが、中央ヤシ室の入口左右に鉢植えで展示されています。「こちら」 入り口付近ということで、ポリネータの出入りが可能なのでしょうか、時々、赤いきれいな実をつけています。 肉穂花序(にくすいかじょ)とは、穂状の花序が特殊化したもので。花軸が多肉化して、花弁も萼(がく)もない柄もない単純な花が多数、密に並んでついているものです。 仏炎苞(ぶつえんぽう)とは、上記肉穂花序を包んでいる、葉の変形したもの。サトイモ科に多く見られ、いろいろなサイズ、形があります。ミズバショウやウラシマソウ、カラーなどを思い浮かべてください。 サトイモ科の特徴については、「こちら」が参考になります。 |