英名は、Day-blooming cestrum, Day jasmineで、日中に咲くケストルムという表現です。 日中に咲く花は多いのに、わざわざ昼咲きとついているのは、ケストルムは「ヤコウボク(夜香木)」につけられた名前です。 ヤコウボクは、午後7時前後から、むせ返るような香りがします。それに対して、この花は、午前中に優しい匂いを放ちます。 だから、デイ・ジャスミンとも言われます。 花の形も、少し違います。 ヤコウボクよりひと回り小型で、ラッパ型に開いた筒状花のフリルのついた花弁が反転しています。 そのため、中のメシベの柱頭がはっきり見えています。 ヒルザキヤコウボクは、受け咲き、つまり花は上を向いて咲いているところが、ヤコウボクとの大きな違いでしょう。 |