ファレノプシス(一般にコチョウランとして出回っています)は豪華な花なのに、どうして同じ名まえが種名に使われているのでしょうか。
調べてみると、葉の仕組みに共通点があるようなのです。 それにしても、偽鱗茎も葉もかなり大きく、毛むくじゃらの奇妙な花を束生しています。花は、腐臭に近いいやな匂いがします。 そのせいで、早速飛んできたのが、このキンバエです。 ニューギニアの標高500メートル程のところで咲く着生種です。 毛むくじゃら(両側からの側萼片が閉じている)の隙間から中を覗いてみると、こんな花がひっそりと収まっています。 よく似た形態で、萼片に毛がなく花数も多い「バルボフィルム・スピーシー」も開花時期だけ展示されることがあります。 |