「ブーファン・ディスティカ」
=(ブーファン・ディスティッチャー)
-Boophane disticha-


ヒガンバナ科・ブーファン属

 

アフリカ南部原産

私たちがよく知るヒガンバナ、花は葉を見ず、葉は花を見ず、と言われます。 つまり、花が咲いているときには、葉っぱはなく、花が咲き終わると、葉が出てくるのですね。
それと同じことがこれにも言えそうです。花が咲いている時は、葉っぱの姿が見られません。そして、花が終わったあとには、 細長く縁が波打ちねじれたような感じの葉が、左右に扇状に重なり合って成長してきました。

2008年7月は、2本の花茎が殆ど同時に上がりました。↓
通路側の花は、タイミングが合いませんでしたが、窓側の花は辛うじて見る事が出来ました。
花は、咲き始めると共に、花柄をどんどん伸ばして花火状になり、そのままドライフラワーになります。花の前後を撮ってみました。 以前撮ったときの花の状態より、花茎がぐんと伸びているのがお分かりいただけると思います。
風に乗って、やさしい香りが漂ってきましたよ。
2週間後、同じブーファンの仲間「タイコウヒデヨシ」 と同じような、花後の姿がありました。
花火のような花柄の先、花の咲いていた下の部分が、面白い張り出し方をしているのですね。ポリネータのための足がかりなのでしょうか。

 

 


(名古屋市立東山植物園・多肉植物室)

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