「アリストロキア・トリロバタ」
-Aristolochia trilobata-


ウマノスズクサ科・アリストロキア属

南アメリカ原産
1753年には、もう、カール リンネによって、名前が付けられているのですね。
トリロバタというのは、三つの裂片、という意味で、この葉の形からついた名前です。
萼片(ガクヘン)の先端が、グーンと伸びて、カールしています。2枚目の画像は、1枚目から2週間後です。茶色になり、ガクの先端が、25センチほどまで伸びています。
それから更に2週間、手前の萼片が落ちていました。萼片の先端は35センチほどになり、中からは、とても嫌な匂い。中を開いてみると、オシベの花粉が見えます。
ウマノスズクサ科の花は、花弁が退化して、萼片が、このような、奇妙な形になります。
日本にもある、「ウマノスズクサ」も、ご覧ください。

尚、この「アリストロキア・トリロバタ」のSynonyms(同義語)として、次の四つが挙げられています。
    Aristolochia caracasana, Aristolochia trifida, Aristolochia triloba, Passiflora caloneura    

(名古屋市立東山植物園・サンギャラリー鉢植え)

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