ネペンテス・ミクスタとネペンテス・ディクソニアナとの交配で作りだされた園芸品種です。
落とし穴式の食虫植物は、和名を[ウツボカズラ」と言います。 奇妙な形をした袋状のものを、捕虫嚢(ほちゅうのう)と言い、その捕虫嚢は、葉っぱの先、主脈が伸びた先端につきます。 この、奇妙な形の袋については、本などでご覧になった方も多いと思いますし、最近では園芸店でも鉢植えが売られるようになりました。 ネペンテスは、熱帯の湿地に分布しています。周りには虫や小動物がいっぱいいるところです。 捕虫嚢の口から指を差し込んでみると、内壁はつるつるすべすべしています。底には一定量の水が溜まっています。この水は酸性で消化酵素を含んでいるので、滑り落ちた虫を溶かすことが出来ます。 ではなぜ、虫は、この中に入るのでしょう。 口の上に蓋がありますね。その内側には、蜜腺があって、虫を誘うようになっているのです。 蜜を舐めに来た虫が、足を滑らせると、袋の中の消化液の中に落ちてしまい、溶かされてしまうのです。 では、花はどんな形? こんな穂になった花が咲くのですね。 先の写真の花は、雄花です。 参考までに、別の品種の雌花も貼っておきます。 |