葉が小さい割には、花は目立ちます。大聖堂の釣鐘の形をしていますが、逆さにすると、お皿に載せたカップということになるのでしょうか、
カップ オブ ソーサー バイン(cup-and-saucer-vine)とか、あるいは、メキシカンアイビーMexican-ivyなどと呼ばれています。バインはツルのことです。 6〜8メートルにも伸びるようで、トレリスに絡ませたり、行灯仕立てで楽しむのが良いようです。 この花は、クリームがかったグリーンからきれいな青紫色に変化します。花弁が青くなると、オシベの花粉が放出されます。 アルバと呼ばれるシベの先まで真っ白という品種もあるそうです。 一週間後には、もう花弁が落ちた後のガクと子房だけが残っていました。 葉をつけている茎や、ツルの部分は、ワイヤーのように細くて硬いのですが、花をつけている部分は、太くしっかりしています。 1枚目は、うつむきの花を下から撮ったので、分かりにくいかもしれませんが、シベの形にご注目。手のひらを上に向けて、おいでおいでをしているように、揃って同じ方向を向いていますね。 こういう形をとるものには、コウモリを呼ぶものが多いのです。つる性の本体より太い花梗は、その重みに耐えるためなのでしょう。 |