遠くからでも目立つ赤い花が、きれいです。 オーストラリア、南東部のニューサウスウェールズ州の州花です。 英名は、Waratah (ワラタ)。和名もワラタで通用しています。 英名のワラタ Waratahは、先住民のアボリジニの言葉で「赤い花の木」を意味するのだそうです。 鋭い鋸歯のある葉っぱが互生して、その先端に、真紅の頭花(とうか)を咲かせます。 頭花とは、小花が集まって、一つの花に見えるものを言い、このテロペアには、小花約250個もあるとか。 例えば、春に広がるタンポポも、頭花ですね。 ツボミの頃は、その花に近い位置の葉っぱが、赤く色を変えています。 より一層花を目立たせるシステム「総苞(そうほう)」と言う部分です。 3メートルほどまで育つ低木、日本には、切り花やドライフラワーとして、輸入されています。 最後の写真は、開花真っ最中です。 |