2〜3ミリの細長くて小さな白いランプ型の花のあとに、1センチ弱の丸い真珠のような玉(果実)ができます。
花はすぐに落ちますが、果実は長く鑑賞出来てきれいです。 上の左の写真では、花の下にある蕚の部分が丸く毛むくじゃらです。 花がおちた後、花柄と蕚の間が膨らんできています。 つまり、リンゴやナシと同じように、偽果(ぎか)=子房が成長して出来た果実を真果というが、子房 以外の花托・蕚・総苞などの部分が成長して果実になったものを偽果という。研成社「目で見る植物用語集」より、と言える と思います。 成長してきても、外側の毛は残っていて、徐々に白く変化していきます。 この時点では、玉の大きさは5−8ミリほどです。 そろそろ、花期も終わろうとするころ、ぽろぽろと4ミリほどに縮んだ白い実が落ちていましたので、ちょっと中を失礼。 ゼリー状の果実(液果)の中には、ちゃんと種子が出来ていました。 この白い玉の先端には、蕚の名残と思われる、小さなくぼみが残っています。 |