鹿児島県では、レッドデータブックに掲載されているようですが、08年には、三重県で群生が確認されている資料もあります。
地球の温暖化に伴い、分布域が北上しているのかもしれません。 そんなシマイボクサは、いつの間にか、水生植物室の下草にも紛れ込んでいます。 草丈は10〜30cmぐらいで、根生葉から分岐した細い茎が、匍匐しながら着地した部分からまた根を出し、どんどん増えていきます。 花はとても小さく、5ミリ前後です。その中に、青緑の葯をつけたオシベ、四つに先が分かれた仮オシベなどが見えます。しっかり観察した人の話では、日中の3時間ほどしか開花しないようです。 湿った畑地・荒地などが生育地ですが、乾燥にも耐えるので、そういう場所では、ほぼ周年、開花がみられます。 |