「ヒトデカズラ」(フィロデンドロン・セロウム)-Philodendron selloum-

サトイモ科・フィロデンドロン属

ブラジルからパラグアイにかけて分布
観賞用の植物として、日本へは、昭和初年に入ってきています。
大型で、茎は太く直立し、フィロデンドロン属に多いつる性ではありません。
葉は厚手で羽状に深裂し、基部の裂片は更に羽状に裂けます。

この部屋では、花をつけるのを見たことがありませんが、シンガポール植物園で見たセロウムには、しっかり花が咲いていました。 サトイモ科ですから、もちろん肉穂花序です。
葉の脱落した痕は、丸い奇妙な斑紋となって残り、そこから、太い気根をだしてきます。

肉穂花序(にくすいかじょ)とは、穂状の花序が特殊化したもので。花軸が多肉化して、花弁も萼(がく)もない柄もない単純な花が多数、密に並んでついているものです。
サトイモ科の特徴については、「こちら」をご覧ください。

園芸店の観葉植物のコーナーでは、ヒトデカズラという表示ではなく、種小名のセロームで必ず見かけますね。

(名古屋市立東山植物園・水生植物室南西角)

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