花の形が、吊り灯籠に似ていることから 「トウロウソウ(灯籠草)」、
葉から芽が出ることから、
「ハカラメ」とも呼ばれています。 本当は、芽とともに根も一緒に出てるので、ハカラメ・ネといいたいところです。 切り取った葉っぱを一枚放置しておくと、鋸歯(葉のぎざぎざ)のへこんだところから、 小さな双葉が出てきます。 下の3枚の写真は、我が家のもので、うち2枚は、ちぎってから約1ヶ月の状態です。 クローンが出ています。 双葉が成長すると、親の葉っぱは、養分をみな子苗に取られてしまって、一番下の写真(約5ヶ月)のように 朽ち果ててしまいます。 このことから、「マザーリーフ」という流通名もあります。 大きな葉なら10数個の子苗が出来、それを植えつければどんどん増えていきます。 鎮痛作用や抗炎症作用もあり、薬草としても重宝するようですが、 過ぎたるは何とか、毒にもなります。 ぶら下がっているのはがく(蕚)の部分で、色は、黄色やグリーン、赤、と変化に富み、顔を出している赤いのが本来の花です。 同じように、葉からクローンを出す 「コダカラベンケイ」もあり、こちらは、葉が茎についたまま、たくさんの子供を作ります。 |