「ラパゲリア・ロセア」(ツバキカズラ)
 -Lapageria rosea-


ユリ(→ラパゲリア)科・ラパゲリア属

南米チリ原産

    チリの国花になっている花です。
その色と花弁のしっかりした感じから、日本のツバキをイメージしたのかもしれませんが、ツバキではなく、 ラパゲリア科(以前は、ユリ科)の植物です。
つる性の植物で、長い葉の間から、ちらちらと8センチぐらいの筒状に伸びた赤い花がぶら下がっています。
外側は無地ですが中は、白い点々がいっぱい散らばっています。よく見れば、 以前、分類されていた、ユリの花と同じ構造を持っているようです。
花の奥の方にある黒いものは何でしょう?花びらの隙間ではなく、花弁の付け根部分に 黒い模様があるのです。 虫に対するおとり作戦のように見えます。実際、奥の方には蜜がいっぱい存在します。

葉は、革質です。
チリでは「コピウエ」と呼ばれ、つる性を利用して、棚作りで楽しんでいるようです。

(名古屋市立東山植物園・中南米産植物温室入口・鉢植え)

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