原産地では、高さ20メートルにもなる高木です。 2004年7月、鉢植えのパラゴムノキに、ささやかな円錐花序の花が咲きました。 ゴムの木、といえば、すぐに思い浮かぶのが、観葉植物の鉢植えの 「インドゴムノキ」(クワ科イチジク属)でしょう。 過去には、この木の樹液からゴムを採っていたこともありましたが、 このパラゴムノキの方が質のよい樹液が得られることから、今では、こちらが主流です。 パラゴムのパラは、このゴムの輸出港ブラジル・アマゾン川河口のパラ、地名です。 ゴムが採れる木は、他にも、あるのですね。 同じトウダイグサ科の「マニホットゴムノキ」これもブラジル原産、クワ科の「パナゴムノキ」中央アメリカ原産、キョウチクトウ科にも「ザンジバルツルゴム」アフリカ原産、 他キク科やアカテツ科にもあります。 アカテツ科の「サポジラ」は、以前はチューインガムの原料でした。 ゴムは、私たちの生活には欠かせない素材です。 ゴムの木の歴史を調べてみると、大航海時代のイギリス・キュー植物園のこと(熱帯アジアで大量生産を始めた)や、今現在、街を走り抜けている車のタイヤの話など、 興味深いものがあります。 2010年、サンギャラリーで、再び鉢植えの展示がありましたので、画像を付け加えます。 |
葉は、3出複葉で、先端の葉より横の二枚は、ちょっと上に葉柄が持ち上がっているようです。 |