オヒルギは、マングローブを形成する植物の中の一種です。 マングローブという木がある、と思い込んでいらっしゃる方が多いです。 マングローブは、熱帯や亜熱帯の、海岸の砂泥地に根をおろし、大きな林を作る植物の総称です。 オヒルギの他に、メヒルギやオオバヒルギ、マヤプシキ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシなどいろいろあります。 うつむき加減の赤いのは、萼の部分で、こればかり目立つのですが、中を覗いてみると、2番目の写真のような花があります。 マングローブ林では、花の落ちた後の赤い萼の間から、太目のボールペンのような幼植物体・胎生種子(3番目の写真は、出来始め) というのがぶら下がり、落ちて砂地に突き刺さったり、流された先で突き刺さって成長し、子孫を増やしていきます。 この胎生種子、沖縄ではお土産として販売しています。一度、トライしたことがありましたが、葉が4枚ほどでたところで引越しとなり、 管理不十分で、うまく成長させることが出来ませんでした。 メヒルギも、近くに鉢植えでおいてあります。小さくて、白い独特の花はまだ咲きません。 ↓ は、メヒルギの鉢植えです。水の中に沈めてあります。オヒルギ、メヒルギ、と言うと、雄雌のように思えてしまうのですがメヒルギの学名は、 Kandelia candel といい、別属の植物です。 |