「ネペンテス・トランカータ」
-Nepenthes truncata-


    ウツボカズラ科・ネペンテス(ウツボカズラ)属

フィリピン原産 
    数あるウツボカズラの中でも大型です。
よく、熱帯植物の紹介本なんかに出てくるような巨大ネペンテスで、これならば、虫どころではなくネズミなど小動物も入れそうです。
ウツボカズラは、葉の先端が伸びてつぼ(捕虫嚢)をつける仕組みですが、これだけ大きなつぼを支えるために、 この葉、先の方が二つ折りの軍配状になり、厚い葉を二重にすることで強度を保っているようです。

蓋が開いたばかりのときは、衿の部分は、内側に折れ曲がっています。完全に開いた衿の内側を触ってみると、ネズミ返しのようになっていて、 虫が簡単に逃げ出せない仕組みになっていますよ。
2014年には株も大きくなり、下の二枚のような、立派な雌花が咲きました。

(名古屋市立東山植物園・食虫植物室)

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