学名 Nepenthes は、ギリシア語 ne = 無、 penthos = 憂い との合成語で憂いの無いという意味です。
ウツボカズラの仲間は、赤ちゃんのときは、ふたが閉まっています。 成熟して一人前になると、ふたが開きます。そして、二度と閉じることはありません。 では、雨が降ってきたらどうなるでしょう。 水の重みで傾いてある程度はこぼれ、残りは根元に吸い上げます。 そうして、つぼ(補虫嚢)の中は、いつも同じ濃度の消化液でみたされています。 大型の種類では、虫ばかりではなく、小動物も溶かしてしまうことから、最近は、 食虫植物ではなく肉食植物という言い方もされています。 |