イリオモテゼンマイ ということもあります。 ミミモチ、耳を持つシダ? この植物に、実は、耳はないのです。じゃあ何故ミミモチとついたのでしょうか。 耳と言っても人の耳のように、音を聞くものではありません。植物用語として耳というのは、葉柄とか葉などのどこかに、丸い突起や張り出しがあるような場合に、 ミミがあるという風に使います。 このシダの耳は、学名を和名に変えるときに、間違ったようで、種名aureum(黄金色の)をauriculatum(耳片のある)と誤って訳したため、耳型の突起がないのに、 この名前で呼ばれるようになったということです。 一度申請してしまうと、直せないようですね。 シダと言えば胞子がつきものですが、この植物の新しい葉の裏には、胞子嚢群がびっしりとついています。 全体の写真の左奥の直立している葉柄をご覧ください。胞子嚢の付いた茶色い葉裏が見えていますね。 でも、下の方の葉の裏には胞子はなく、つるんとしています。 マングローブを生育地とする、唯一のシダ植物なので。この水生植物室でも、池の中で育てられています。 |