「クサトベラ」 (スカエウォラ・フルテスケンス)-Scaevola frutesches-

    クサトベラ科・クサトベラ属

小笠原以南から南太平洋諸島、東南アジア、オーストラリアなどの海岸に分布。
海浜植物なので、タネが海流に運ばれて、ハワイなどでも見られるようです。

葉は、つややかで若緑、きれいですが、草ではなく低木です。海水の塩分にも強い植物です。

マレーシアでは、民間薬として使われているようです。
乾燥に強いため、砂防植物としても利用されています。また、材は、ボートの部品とか、細工物に利用されています。

花は、手のひらを広げたようなユニークな形の、2センチほどの花弁と、振り上げた握りこぶしのような筒型の花粉杯というものを持った器官に分かれています。 振り上げた握りこぶしのようなと書きましたが、これは、花がまだ未熟なときはまっすぐで、受粉可能になるとうつ向きになるようです。
このこぶし型の花の中で、先に雄性期、花粉杯の中で花粉を出し、その後、雌性期に交代、雌花の柱頭が伸びてきます。 3枚目の画像では雌性期、花粉の落ちた雄花の先に丸く突き出している柱頭が見られます。

興味のある方、クサトベラ科の説明サイトを見つけましたので、製作者の許可を得て「こちら」をご紹介しましょう。他の花々についても、とても参考になります。


(名古屋市立東山植物園・水生植物室)

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