株立ちするヤシで、高さ3メートルぐらいです。
このヤシは、開園以来ここにあるものです。 ある資料では、花序は、最初雄花序のみ頂生し、次年度に少し下よりまた雄花序のみ付け、 3年目はその下に、雌花序のみ付ける。5〜6年雌花序をつけると、その幹は枯死する, とあります。 二番目の写真は、2006年秋に頂生していた雄花序。 半年後には、下からまた、花序が上がってきました。丈は5−60センチぐらいなのにもう花を咲かせています。これもオシベばかりなので雄花序です。花の後ろの葉は、クロツグに巻きついている別のものです。 ツグというのは、シュロの木の回りについている毛(最後の写真、これは我が家のもの)のことで、この木の周り(実際は偽茎・葉梢の重なり合ったもの)を覆っているそれが黒いということからついた和名だそうです。 拾った花は、杏とキンモクセイを合わせたような、いい香りがしていました。 |