この植物の学名の種小名の
「odorata」は、芳香のあるとか香りのいい、という意味で、この花を蒸留すると
香水の原料になります。
かの有名な「NO 5」にも入っているとか・・・
しかし、直接鼻を近づけると、あまりいい香りじゃないのです。
花弁が黄ばんでくる、つまり成熟が進むと、ということなのです。
三枚目の写真は、普通は垂れ下がって咲いてる花を、ひっくり返したものです。
シベの部分をもう少し大きくしてみると↓、面白いメシベの柱頭が分かります。緑色です。 でも、この写真ではオシベはどこ?ですよね。
雌性先熟で、後からオシベの機能が発達するようなのですが・・・ボランティア時間帯では、まだ確認することが出来ていません。
剣山状のものが多分オシベ・・・と思えるのですが、この花、ぶら下がって咲くところがポイントですね。 うつむいた時、ジョウゴ型で花粉がさらさらこぼれ落ちては作り損。
どんな風に花粉をだすのか、ポリネーターは誰なのか。謎がなぞを呼びます。
この花を育てていらっしゃるcatsさんが、ご自分のイランイランノキの花を、二つに切った写真を送ってくださいました。
花粉はどこに・・・・?葯の部分が見当たりませんね。
オシベの周りだけ、花弁が茶色く変色しているのが分かりますが・・・
うーん、ますます不思議な花です。
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