マクロボトリスとは、大きな房という意味で、原産地では、花房が1・5メートルにもなるようです。
宝石の翡翠を思わせるこんな色の花は珍しいですね。 つぼみの間は,若緑色ですが、花が成熟して、受粉の準備が出来るころには、花色に少しブルーとグレーが入ってきて複雑な色合いになり、 形もふっくらします。 吸蜜に来た虫たちの重みがかかると、前方へツンと突き出ている舟弁(しゅうべん)の先から、中に納まっているオシベの先が飛び出してくる仕組みです。 そのことによって、花粉媒介者・ポリネータのお腹に花粉が付けられ、ほかの花に運んでもらうのです。したたかですね。 確かめたくて、舟弁の奥の方を、虫の重みほど下へ指で押してみました。出ましたね。他の花の先には何も見えませんよね。5 枚目の写真、こんな感じです。 マメ科ということで、身近にある豆類のような長い鞘状の果実をつけるのかな・・と想像したら、アボカドの様な大きさと形のものが出来ることがわかりました。 セブ島にお住まいの関 緑さんの情報では、ポリネータ(送粉者)は、コウモリであることが多く、ときに、フルーツコウモリ、捕食性のスズメバチやアシナガバチなどの大型蜂、 マルハナバチやチョウが関与することもあるようです。それでも、たくさんの花をつける割には、一房に1〜2個ぐらいしか実はならないのだそうですよ。 形態がよく似た、朱色の花「ムクナ・ベネッティー」が、年末年始のハワイアンハウスを彩ります。 |