「ヒスイカズラ」 (ストロンギロドン・マクロボトリス) -Strongylodon macrobotrys-

マメ科・ストロンギロドン属

フィリピン原産

マクロボトリスとは、大きな房という意味で、原産地では、花房が1・5メートルにもなるようです。
宝石の翡翠を思わせるこんな色の花は珍しいですね。

つぼみの間は,若緑色ですが、花が成熟して、受粉の準備が出来るころには、花色に少しブルーとグレーが入ってきて複雑な色合いになり、 形もふっくらします。
吸蜜に来た虫たちの重みがかかると、前方へツンと突き出ている舟弁(しゅうべん)の先から、中に納まっているオシベの先が飛び出してくる仕組みです。 そのことによって、花粉媒介者・ポリネータのお腹に花粉が付けられ、ほかの花に運んでもらうのです。したたかですね。
確かめたくて、舟弁の奥の方を、虫の重みほど下へ指で押してみました。出ましたね。他の花の先には何も見えませんよね。4枚目の写真、こんな感じです。


形態がよく似た、朱色の花「ムクナ・ベネッティー」が、年末年始のハワイアンハウスを彩ります。

マメ科ということで、身近にある豆類のような長い鞘状の果実をつけるのかな・・と想像したら、びっくりするような大きさと形のものが出来ることがわかりました。
新宿御苑のページですが、了解を頂きましたので、ご紹介しますね。
ヒスイカズラの果実のページは、「こちら」です。
なお、新宿御苑の温室は、目下建て替え工事中で、平成24年に完成だそうです。

セブ島にお住まいの関 緑さんの情報では、ポリネータ(送粉者)は、コウモリであることが多く、ときに、フルーツコウモリ、捕食性のスズメバチやアシナガバチなどの大型蜂、 マルハナバチやチョウが関与することもあるようです。それでも、たくさんの花をつける割には、一房に1〜2個ぐらいしか実はならないのだそうですよ。

(名古屋市立東山植物園・ 中央ヤシ室と東花卉室の天井からぶら下がっています)

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