沖縄では、「マッコウ」と呼ばれています。
盆栽によく使われる素材のようです。 マサキは、比較的身近にあります。ツルマサキもちょっと植物に興味のある方はご存知ですね。 では、このハリツルマサキの「ハリ」はどこに・・・?、ということなのですが、3枚目の写真のような突起はあちこちに見られるものの、これは「ハリ」ではありません。 ここで展示されているものでは、ハリは確認できません。 「琉球弧・野山の花」という本では、 「海岸の隆起サンゴ礁上に生える常緑低木で、茎はよく分岐して、普通1〜2メートルの高さに達するが、ときに、岩上を匍匐する。 若枝には、微細な突起が密生し、長枝と短枝が明瞭で、長枝の葉腋と先には、長さ0.5-1センチの刺針ができる・・・」 とあります。また、山渓のハンディ図鑑「樹に咲く花」離弁花2の451ページに写真があります。 2010年秋、近くの園芸店で、こんな花を見かけました。↓ 名札には「ハートツリー」 調べてみたら、ハリツルマサキのことでした。ハリツルマサキは、雌雄別種ながら、ときに両性花の木が見られます。 その果実は、先端の窪んだハート型をしているのですが、その中でも、よりきれいなハート型、より赤い果実をつける木を選抜して、市場に流通させたものがこれでした。 (名古屋市立東山植物園・中央ヤシ室入り口 鉢植え) 「花夢ギャラリー」はリンクフリーですが、画像などの無断転載はお断りします。 Copyright (c) g-kamu.com All rights reserved. ★花夢トップへ ★中央ヤシ室へ ★「花夢」収録一覧へ |