日当たりのいい放置地区や土手などにツルを伸ばしています。
葉だけのときは、同じような葉のものがあって、なかなか見分けにくいのですが、
夏になると、毛むくじゃらの花を咲かせて存在感を示します。 果実を乾燥したものは、羅摩子(らまし)という生薬として使われています。 ガガイモのガガってなんでしょうね。 かがむほど低い位置にあり、果実がイモの形をしていて、なまった・・とか、 葉を亀の甲羅に見立て、栃木の方言で亀(スッポン)のことをガガというから、 とかあまり定かではありません。 花をよく見ると、メシベの花柱が飛び出しているのが分かりますが、オシベはどこに・・・? これは、花の中に隠されているのですね。 ↑の5枚目のように、花柱の下にふくらみがあって、その間に、茶色の粒と繋がった、黄色い花粉塊が二つあるようです。 何しろ、約1センチと花が小さく、更にその中に納まっている部分は3〜4ミリほど。 解体は、とても難しかったのですが、蕊柱(ずいちゅう)(ガガイモ科のほかにラン科もこの構造で、柱頭とオシベが互いにくっついている状態) になっているという資料を確かめてみたかったので、撮ってみました。が、 被写体は、あまりに小さすぎました。 資料では、一つの花序の中で、大き目が両性花、小さいのは、雄性花、とありましたが、確認できるほどの花が手に入りません。 ガガイモは人里でもよく見られる野草ながら、他の植物に絡みつくことから、花が咲いて目立つ頃になると、瞬く間に、 刈り取られる運命にあります。 では、ガガイモはどんな実をつけるのでしょうね。 ガガイモの果実の写真も撮りたいと思いながら、なかなかチャンスに恵まれず、上記の花の写真だけのページで、数年が過ぎました。。 ある日、ガイドステーションでそんな話題が出たとき、ガイド仲間の紀子さんが、果実の提供を申し出てくれました。
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