根茎性のベゴニアです。 斑入りの掌状葉が、5−9深裂しています。 大きなものは30センチにもなる大型の葉を持つ種類で、本来は観葉が目的の植物なのでしょうが、 花もまとまってついて、なかなかきれいです。 最初に出てくる雄花(左)は,他のベゴニアのように広がらず、うつむき加減のまま、 いつの間にか落ちています。 次に出てくる雌花(右)は、花もかなり大きく、花と茎の間にある「子房」の翼(よく)が、 上の部分だけが、鶏のトサカのように赤く大きく張り出しています。 子房とは、 めしべの根元にあり、将来果実になる部分のこと。 翼とは、たとえば カエデなどの種子にもついている、つばさ状の薄くひらひらした構造物です。 ベゴニアは、大きく分類すると、8つに分かれます。科学的な分類ではなく、園芸課の便宜上のものです。 木立性、根茎性、球根性、レックス、センパフローレンス、冬咲き、エラチオール です。 ベゴニアの分類について、もっと詳しく知りたい方は、「こちら」をご覧ください。 |