二つ葉金棒とか亜竜木という和名でも知られています。サボテンに近いこの植物、見るからに痛そうなトゲでいっぱいです。
面白いのは葉です。普段は刺だけが見立つのですが、時に、このように沢山葉をつけます。 幹にいきなり葉がついているように見えますが、この葉の付け根には、ちゃんと短枝があるのです。植物学的に見ると、幹に埋もれているのだそうですが、 私たちには、よく分かりません。 更に面白いのは、葉が、地面に対して垂直につくことです。普通、私たちの身の回りの植物は、光合成のための光を効率よく受け止めるために、 地面と平行、水平に広げていることが多いと思います。では、なぜこの葉っぱは縦なのでしょうか。 答えは、暑すぎるから・・です。 日中、50度を越える自生地では、強い日差しの下では葉焼けを起こしてしまいます。 朝と夕方からの、優しい日差しだけを受けたい、と植物が考えたのだと思います。すごいですね。 自生地では、この多肉植物の心材を建材としても使っています。 |