「アリノスダマ(蟻の巣玉)」(ヒドノフィツム・フォルミカルム)-Hydnophytum formicarum-

アカネ科・ヒドノフィツム属

東南アジア原産
これはまだ双葉が出たばかりの小さなものですが、大きいものでは、コブが20センチほどにもなり、そこから数本の芽を出す着生植物です。
このコブの中は、複雑な迷路のようなトンネルがあり、アリの住処になっています。この植物は、アリに住処(こぶ)を貸す代わりに、アリが 運び込む餌の残骸や、アリの死体などを養分として吸収します。

アリが通り抜ける穴はありますが、このこぶの中のトンネルは、アリが作るのではなく、この植物が自ら作り出しているのだそうですから驚きます。
あまり鬱蒼とした熱帯雨林ではなく、草原やヒースの林などで多く見られるようです。

巣玉の中は、どんな風になっているのか知りたいですね。WIkipediaの、こんな「イラスト」が、分かりやすいでしょうか。
このイラストでは、左側がアリノスダマ、右側は同じようにアリ植物の、「アリノトリデ」です。イラストをクリックすると拡大しますよ。

「アリアカシア」もアリと共生するアリ植物です。

(名古屋市立東山植物園・西花卉室・「国際生物多様性の日」記念特別展示)

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