帰化植物で、水田や湿り気の多いところなら普通に見られます。 この植物は、展示のために植えてあるものではなく、多肉植物室裏の水生植物を植えた水鉢に居候しているもので、ヒメスイレンなどの間に割り込んでいます。 日本にもともとあった「アゼナ」を駆逐する勢いで広がっています。 アメリカアゼナは、葉のつき方の違いで、タケトアゼナとに分けられます。 どちらも茎は四角く稜があり葉には荒い鋸歯(きょし)があります。葉の付け根部分が細く、葉柄があるように見えるのが、アメリカアゼナ、葉の基部が丸く、茎を抱くように見えるのがタケトアゼナです。 学名は、どちらも同じで、基部が細くて葉柄があるように見えるアメリカアゼナは(Cタイプ)、茎を抱く葉のタケトアゼナを(Rタイプ)と分けているようです。 花の形は、サギゴケなどに似て唇形。下唇は上唇よりも長く、中から、葯(花粉)の無いおしべが二本見えています。 ちなみに、葉に鋸歯(きょし)が無く、対生する葉の基部からそれぞれ花が伸びていれば、画像が無いのですが、アゼナということになります。 |