ウコンには、春に花咲く「ハルウコン」と秋に花が咲く「アキウコン」がありますが、これは秋型です。
通常、ウコンとだけ書いてあったら、アキウコンのことを指します。 根茎は、ヒネショウガと同じような形をしていていて、粉にして、カレーの色づけなどに「ターメリック」という名前で用いられています。 以前、どこかの「道の駅」で、ビニール袋にいっぱい入ったウコンを200円で買い、庭に埋めました。 暑い夏までの間は影をひそめていて、そろそろ秋風が・・・という頃になると、いきなりといった感じで、大きな葉っぱを展開します。 やがて、葉柄の間から、こんな花が顔を出してきます。白いのは、苞。苞の間から顔を出している黄色いのが本当の花です。 抗菌作用のあるクルクミンという成分が含まれるので、栄養補助食品として、勇名を馳せていますが、私は、花の観賞だけで、 根茎を利用したことはありません。周りにある細い葉は、ヤブカンゾウです。 花は、何段階かの階層を重ね、やがて枯れて行きます。葉も、冬の到来とともに姿を消し、永い眠りにつきます。 |